memo


魅惑のトップスチョコレートケーキに

心を奪われながらも目的の品物を手にした。


店員さんがにこにこ顔で

おまけをくださってハッピー。

しあわせ探し、をネタにするヒトは

本当によく居ると思うけど

こんなにちいさなことで

疲れた心がふわっとやわらいだりする。


そういうをちゃんと感じられる心で

居たいなぁとしみじみ想う。


夜ごはんを作っていたら

くまちゃんから電話。


わたしたちの記念日じゃなくって

くうちゃんたちの記念日なんだもんねって

言ってくれた。


くまちゃんも父もいつだって

くうちゃんの好きでいいよ

おまえの好きにしなって言い続けながら

わたしを育て、信じみまもってくれた。


父はわたしが泣いたらかわいそうだからと

くまちゃんと協力して

おうちの外側のペンキをぬってくれたのだという。

誤解からきた話とはいえ

グッときて泣きそうになった。

しあわせもの。


おうちがふるいのでいやなのじゃなかった

以前、中野のいえを狭いといわれたとき

めちゃくちゃ傷ついた

気に入って選んで

しあわせに暮らしている住まいを

傷つけられたと思った

わるぎは微塵もないと知っていながら

くやしくかなしい気持


ともだちのこともうたのこともそう


わたしの大事なともだちを

大事なうたをないがしろにしたくない

大事なひとやものをひどくいわれるようなとき

わたしは本気で怒るし本気で泣くのだ


生まれ育った大事なおうち

悲喜こもごも

いろーんな記憶がつまっている


中野の住まいのように

せまいなんてひとことで片付けてほしくない
きっとそう思ったのかも

必要以上の防衛本能

かたくなな心だと思う


大事なものを傷つけられると

自分じゃなくても自分のことと同じ

勝手に傷ついてしまうんだ


そういう部分、わたしはいつまでも

大人になりきれず幼い。

未熟で困る。