memo


あんまんと肉まんを半分コずつの朝ごはん。


恋人がわたしの両親へ

結婚の挨拶をしてくれる大事な日。


ことこと電車に揺られる。

ぼっちゃんは眠り

わたしは戯言シリーズ二作目をめくりながら


きりんまでくまちゃんがお迎えにきてくれる。

車の中で「蒼く優しく」を聴かせてもらった。

じゅんわりいい唄だべなぁー


おうちの前に到着すると

玄関のところで父がたばこを吸っていた。



居間に四人(となこちゃんがおこたに一匹)が揃い、

彼が立派な挨拶をしてくれるのを

横でかしこまりながら、じーんとして聴いていた。

きっぱりと男らしく伝えていて、恰好よかった。

あらためて惚れ直したといえましょう。

しあわせなドキドキ。


その後、両親が予約してくれていた

おうちの近くの料亭へ車で移動した。


おめでたい席の美味しいお料理尽くしに

感激しながらいただいた。


:お品書きメモ

霜月の会席

食前酒、先付:温泉玉子、じゅん菜若布

造り:鰤、鮪、海老、青柳酢味噌、妻一式

揚物:広島産牡蠣フライ、しし唐、かぼす、香味醤油

酢肴:アボカドとスモークサーモンのサラダ、生いくら添え

鍋:佐賀霜降り和牛鍋、野菜色々胡麻だれ

食事:照焼鶏ときんぴら蓮根の釜めし、赤出汁、漬物


稲穂を焼いたもの

今まで食してきたなかでいっとう美味しいと

うなってしまった牡蠣フライ、

やわらかいおにく、つるのかたちの折り紙

お刺身盛り合わせ、かまめしなど

モリモリ後から後から登場して

おなかいっぱいになりながら

四人でたのしくニコニコとおしゃべりした。

ポワポワととってもやさしい空間。


おうちに帰って

婚姻届にサインをいただいてからも団欒のひととき


だいすきな両親と

だいすきな、これからだんなさまになる恋人と

なごやかほっこりな時間を過ごせて

じゅわじゅわじゅわじゅわ

居るそばからしあわせを感じてしまう

素敵な、忘れられない一日。しあわせな記憶。


両親のこと、恋人のこと

感謝と愛する気持が大きく大きくふくらんだ日。


おうちを後にしてから

スタバでコーヒーメーカーを購入しようとするも

在庫がなく、ちいさなカップ

クリスマスブレンドだけいただいて店をでた。ありがたや


ロフトでかわいいお皿たちに出合い

うごけなくなる、ため息。

みずたまのやわらかフォルムの

和風なお茶碗やらお皿やらもうもう・・・


ミスドで明日のだらりんちょ用ドーナッツ購入。


それから今度は彼の実家へ移動した。


さっきまでのほっこり空間がうってかわって

少し緊迫した空気の中でママさんと三人でお話


心を尽くして説明しないと相手を説得できない

とおっしゃっていて、もっともだと思った。

でも彼が言うようにきく耳と理解する心を

もっていないひとに伝えてもしかたない

ということもある。

それは、信頼、ということだと思う。


胸に考えを秘めていて

筋の通った思いと言葉を持っているけれど

状況や相手などをみて

慮ったりセーブして口にするのに

時間を要する。気持があるってこと、知っている。


どうかすれ違わず通い合いますように

祈りながらお話をきいた。


それからあらためて

ぼっちゃんのお仕事への気持や姿勢を理解したうえで

ぼっちゃんの居心地のいい

ほっとするような居場所でありたい

そんなお嫁さんでいたいとつよくつよく想った。


パパさんがご帰宅されるまで

買ったばかしの「ダイハード4.0」を観る。


劇場で寝てしまったところもあったので

あらためてはじめて観るかのように大興奮!

やっぱしシリーズの中でいちばん好き。おもしろいったら!

なんて渋くて恰好いいマクレーン!



パパさんが夜帰宅されて

すき焼きを一緒に囲ませていただいた。

調味料をたして

あーだこーだ言いながらわいわい鍋をつつき

こういうのいいな、しあわせだなぁと想って

ずっとニコニコしていた。


それから無事、婚姻届にサインをいただいて

バス電車バスと乗り継いで中野の住まいに到着。


家路を辿る途中

ふたりで今日のながい一日のことを

ふりかえりおしゃべりながら

くまちゃんと父のやりとりなど

クスクス思い出してわらってしまう。


思い返してさらに心がほっかほかになる。

まるでほっかほか記念日☆☆☆