Memo



不安な夢をみて胸がドキドキ。

痛々しい傷をみた。大切なひと達が 哀しい顔をしていた。

皆 仲良く暮らしているといい。



あのこのラストの日。

雨降りの中、お花を買いに出掛ける。

花と水の透きとおる 匂いが

たっぷりと混じり合った 湿り気の中で花束を待つ。

心持ちはまるで、一輪挿しだった。



ラストの食事会には参加せずに帰ることにした。

情やそれに付随するものに出合う場に、

もう どうしても行きたくないと

駄々をこねる心。ねじけ。



何かを思い出そうとするときのイメージ、

記憶を蒸し返すスコップを

めにはみえない位置へと放り投げる。



「さみしい」と「会えなくなる訳じゃない」の天秤。



自分のつめたさを知っている。

日常と非日常のこと。遠く幸せを祈ること。



何をしていた訳でもないのに

なんだか疲れてしまっていて、早く帰りたかった。

しぼんだ心で 家に辿り着くと

スライムたちがニッコリしていて途端に癒された。



ハリセンボンのへらりんくらいに、やさしい。