Memo



フワフワしたピンク色の朝。


お休み返上で彼は仕事に出掛けて行った。

毎晩遅くまでがんばっているというのに、お休みの日まで...なんて世知辛い。

胸が痛い。どうか倒れないで欲しい。


そんな忙しいときでも

いってきますの笑顔とただいまの笑顔はとびきりで。

いってらっしゃいとおかえりなさいのニッコリは

見えないけれど、きっと鏡みたくなってるハズ。


そういうがあたり前のことじゃないってこと、知っている。

大切なる みじかいキラキラフラッシュタイム。



夜はリクエストをもらった、ハンバーグを再び。

美味しかったけれど、最初の感動はだいぶうすれてしまった。



トマトの牛乳がけを実行。

ふたりでいっせいのせで口にいれたけれど

二人とも一緒に「ん?」となる。

爽やかにうすく甘い味わい。というか、よくわからない味。

やさしい味がする・・・かも。


星の王子さま」を本棚から久しぶりに取り出した。

白い紙が二枚はさんであること、憶えていて そっと 開いてみる

親友のものと、わたしのものと

死ぬまでにしたい10のことが書かれている

めを通していくと


8. 大切なひと達、ひとりひとりに なまえ を 呼んでもらう


とうすい自分の文字で書かれていて...

いつもいつも誰にも期待などしないようにと

繰り返し唱える自分が

してもらう、ことを願ったことに驚いた。


もう一度挙げようとすれば、

10のうちの幾つかは変わってしまうことになる

それでも変わらない幾つかの項目は

きっと幾度 浮かべたところで変わらないものなのだと思う。
胸の芯のところにある気持。

息を飲んで再び浮かべるとき、

いつでもまた 8.を重ねてしまうのだろう。

とても ぜいたくな願いだけれども。