Memo



新人さんたちの歓迎会。

向かう途中で、とあるミュージシャンとすれ違った。

新宿だもんな。


夜、足許がスースーして胸にはよくわからない怯え、

コワくて灯りが消せず眠れずにいると

恋人からメールが届いた。


彼のお祖父さんが亡くなられたとのこと。

それで土曜日に約束していた芝桜は行けなくなったそう。

自分が悲しい思いをしているのに

ごめんね、だなんて。


色んなことを考えはじめるともう止めることが出来ず

あちこちから、ホツレを引っ張り出してきて

もう全部、全部がダメになってしまう気がして

気がついたら、顔を覆って泣き出していた。

何かを不安に感じていて

それが的中してしまったような

もう何処にも行けないような


すぐに悲しみの沼に沈んでいってしまう

いつまでも幼い心が不甲斐無く、情けない。


芝桜、バカみたいに楽しみにしていた。

くだらない。冷や水を浴びせては

自分で胸に叩きつけた言葉。



「ぼくのメジャースプーン」*1を泣きながら読んで

結局、明け方読了した。


泣き続けてすっかりはれためめ、

鏡をみた瞬間にラフメイカーのことが頭に浮かんだ。

*1:辻村深月さん、すごい。読み終えてからの心の混沌、もっとちゃんと考えなければと葛藤が胸に生まれる。自分だったら何を想い、何を祈り、どう覚悟するのかと。