Memo



いつもの中華屋さんにて、ニマニマな話を聞いた。

想うだけでにんまりしてしまうのだった。


何も伝えていないのに

さっと風にさらわれるようにして

理解をしてくれていることが解かった。

そんな風に心を払えるだなんてすごい。

アホかもしれないけど、とても感動してしまった。


〆日の忙しい中、突然に、物凄い勢いで攻撃された

たたみ掛けるような口調に

防御がくずれて、気づいたら、悲鳴をあげていた


あたまがヘンになる

理性が保てなかった

うずくまりみっともなくしゃがみ込み、火がついたように泣く

もう全部が厭だと思った

ロッカーに駆け込むと攻撃した当人が追いかけてきた


新人時代に幾度フォローしてもらったか

分からない

先輩、本当はものすごくやさしい面を

持っていること、知っている

今は仕事への情熱と

気の強い部分が前面に押し出されていて

居るだけでコワイ存在になった

空気の色すら変わる


自分の思う気持も苦しい

キライになりたくなくって

でも心からすきとはもう言えなくって


誰もわるくないんだと思う

ただ、板ばさみが苦しく、許容量を越えてしまった

少しずつ、ヤダヤダという気持が張り詰めていく中で
わたしという容量がパンクしてしまった

もう向き合えない

何かが完全に崩れてしまった


つつましくそっと暮らしたい。

ひとと接するなら

決して邪険になどせず、心を汲み

きちんと向き合える心のゆとりが欲しい

わたしは、ひとにやさしくしたい。

全部を感謝しながら生きたい。


〆から逃げ出すわけには当然行かず

すぐに心を切り替えて仕事に向かった。

周囲の方々は一体何事かとビックリしていただろな。


続けているうちに日付が変わる。

わたしが帰る頃にも

まだ残りがんばっている先輩同僚が居た。


帰りのタクシーの中で

やっぱり涙がツーツーと流れる。

タクシーの運転手さんが

金曜の夜で皆ボーナスももらって

随分と道込み合ってますね、なんて

暢気に話しかけてきて

わたしも鼻声でそうですねーなんて相槌をうつ。


いつになくいっぱいメールが届いていた。


もう一年以上も音信不通になっていたこ*1

だいすきな後輩*2や中野レール便り?*3

それに、くまちゃん、恋人からも*4

自分が大切にしたいと想うひとだけが

残っていくということがしみて分かった。

それだけでわたしは充分に

恵まれているのだと想った。


泣いてすぐ、くまちゃんにあいたいと思った。

母の力は偉大だと思う。

今までもずっとそうだったように

何があっても一生、絶対に、

わたしの味方で居てくれるって解かるから。

*1:素晴らしく多方面にひろがるキラキラアンテナの持ち主

*2:わたしにとって宝ものなコ。

*3:疲れて電車に揺られる帰り道の途中で思い出してくれるなんてありがたや

*4:わたしなどよりもっと過酷な環境で毎日をがんばっている