Memo

rcatblues1272006-08-07



お祭りから帰ってから

しばらく間取りを眺めた後に、

恋人は引き続きお仕事を始めた。

夜、めを覚ますたびに

頑張っている背中があって

結局、深夜から明け方にかけて

彼は眠らずに取り組み続けたのだった。


時間泥棒をした。

ごめんねとありがとうの綯い交ぜ。


仕事、落とし穴。

中途半端に手をだしてすぐに引っ込めた。


担当を外れてから同僚も後輩も

皆、お昼に入る時間、あがる時間が

極端に遅くなった

人数不足といえばその通り

何も言えない

言えるはずがない

どんな言葉でも足りない


こうして自分で勝手に

誰も気にしてなどいない、見えない枷を

増やしてく


心の中で、i go against slider を唄う


祈り足りないんだろうか。


だいすきなひとと

だいすきなひとの大事なひと達が

どうかもう

誰にも何にも奪われず、

傷つけられませんように。


お家に帰ると

ごはんの予約が設定してあって

ベッドの上にはお料理の本。

それから、床にはカバンが、机にはメガネが置いてあり

どちらもそれは彼の物で。


あぁ今夜二人は離れ離れなのだなぁと

視界を掠めるたび、思い出す。


僕に出来ることを何でもしたいよ。