Memo


朝、恋人にモーニングコール。


夜遅くまでお仕事しているせいもあり

朝起きるのが大変苦手なダーリン。

二度めに電話したときには

ちゃんと起きていた。


坊ネズミくんから

胸キュンメールが届き、判明したことには

ヒトリなので緊張して一度めで

ちゃんと起きることができたのだそう。

緊張してたんや・・・かわいいコ。そして、えらい!*1


朝から、温泉であったまる。

モーニングジャグジーったら

きもちいいなぁ。


たっぷり朝ごはんを食べた後、

強羅公園をのんびり散歩。


それから近くにある箱根美術館へ。


土器。

まぁるいのや、へこんでるのや

甕や器のフォルムをただ眺めている

それだけなのになんだか愉快。


縄文、弥生。遠い遠い時代に作られた

土器が当時の暮らしを

示す手がかりになるというけれど

たぶん、みんながみんな

おなじような器を作っていたとは限らない。

手作業が好きな器用な*2ひとたちは

こういった土器を作り用いて

他の不器用なひとたちは

従来のやり方のまま

葉っぱで包んでみたり、木を削ってみたり、

あるいは、何か別の工夫をしていたのではないか

とかとか

勝手に想像するのがたのしい。


素敵なこけのお庭は

紅葉づくしで、訪れる沢山の人らをよそに

しんとした佇まい。


もみじが風に揺れる音は

さらさらが、よりこまかい。

竹やぶって好きだな。

さやさやが大きなかたまりとなり耳に届く。

つつましい気持になるよ。


葉のカタチと音が

五感の中でごちゃまぜな記憶となり

ひとセットになっているせいか

さやさやとほそながいすーすーすーが

混じっているようにも感じる。


箱根彫刻の森


小さい頃に行ったきりで

全然覚えていなかったのでたのしかった。


キュートなめだま焼きのベンチ、

じっこのすすめで

ちゃんとやわらかな黄身の上にのってみた。


像を眺め眺め歩く。立体をめでなぞる。

何も考えずに、誰の意図も汲まず

ただただ、なぞる。

ひとつの像に対して、タテによこに斜めに

ぼこぼこと自分のめめが、動きまわり

物体をなでまわしていく。視覚をたっぷり刺激。


あちこちユニークな像があり、愉快な散歩道。


じっこの像を真似たポーズは、ジョジョばり。

男のコっていつまでも男のコだ!


虹色のしかく、ステンドグラスの塔、

星型の迷路。素敵なアイテムづくし。


それからオレンジやレモンがぷかぷか

浮かぶ足湯でほっこり一休みした。


ピカソの絵、

わたしには芸術などあんまりよく解からない。

けど、みていてたのしかったー

お皿の上の、落書きみたいなカラフルたち、

眺めているとちょっと飛び跳ねたくなる感じ。


味わうより速く、ファっとふれて

その表情につい笑ってしまうような

おかしみ。素敵。


沢山歩いてくたくたでも

これは良いくたくただと分かる。


父がこれもこれもと

色んなお土産を持たせてくれた。


ここ数年は、

お土産なんてもったいないから

買わなくていいと言っていた父。

お土産自体もモチロンうれしいけれど

そんな父の変化がうれしかった。


帰りもロマンスカー

みんなで駅弁を食べ、お昼ね。

あっという間に新宿駅に到着して

笑顔でバイバイした。


もっと非日常かと思っていた

箱根は、日常のつづきにあった。

きゅうくつでない

穏やかな日々のつづき。境界線もなく。


いい旅行でした。父上、くまちゃん、

じっこさん、お疲れさまでした。ありがとう。


お家に帰ってから、しおれてきた白菜を

やっつけてしまおうとナムルと、

ピリ辛たまごスープを作った。

とても彼の口には運んで欲しくない

激辛具合に仕上がり、明日の自分ランチに決定。



夜、冷え込んできたため

彼のぶかぶかのフリースを

あたためておくことにした。


帰ってきた恋人が

そんなフリース姿をみて!?

ちいさくカワイイと言っていた。

これはフリースに言ってたわけじゃないよね

と思い、にんまり。


「ただいま」に「おかえり」と返すと今度は

おかえりなさい、と言ってくれた。


そうだった。少し前に箱根から

帰ってきたんだった、なんて思い出しながら

ただいま、とニコニコお返事。


ダーリンにはじめて出会った日の

帰り道、終電がなくなってしまい

ちょうど家がおなじ市内だったこともあり

車で送ってもらったのだけど

そのとき、車のミラーのとこで

亀仙人&ピッコロキューピーが揺れていた。

当時は、女のひとにもらったものなのかなぁ

なんてぼんやり思ったもので

後日、聞いてみたら

ゲーセンか何かで自分でゲットしたものらしい。

そんなキューピー秘話。


キューピーシリーズは

途方もない程、多種類なので

手を出すまいと思っていたものの

ロッコキューピーに引き続き、

買ってしまった!


かまぼこキューピーだぜ!*3


夜ごはん:松茸のお吸い物、お漬物、

それからお土産のうにくらげ、

チーズちくわとさつまあげ

かますのひもの。


父が買ってくれた、かます

脂がちょうどいい具合に

じゅるとしみでて美味しい。


モチロン白ごはんとあわせて咀嚼するのも

美味しいけれど、かますそのものだけでもいける。

自分で焼くはじめてのかます

こんなに爽やかな身だとは知らなんだ。


ダーリンはネムネムっこのくせに

ネットでオークションをみている。

眠いときも、寝すぎであるときも

めめが二重になるのでひじょうに判り易い。


一晩一緒じゃなかっただけですが

おなじ夜がうれしく、「これこれ」と

幾度もたしなめられながらも

ずっと二重のひとにひっつきムシになっていた。

*1:いつもとても苦労して起こしているので、ハードル低めなのであった。

*2:器用って単語、まさにそのことをあらわしているようで面白い。

*3:ダーリンがネットで発見した北斗の拳トキキューピー、渋キュート!