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ひとり図書館へ

邪宗門(上)」高橋和己 朝日新聞社

山頭火句集」村上護 編 小崎侃 画 ちくま文庫*1

食べる女荻野アンナ*2 文藝春秋

「甘露なごほうび2」渡辺満里奈 マガジンハウス

「はなまるベストおめざ」TBS「はなまるマーケット」製作

スタッフ編 ワニブックス

平野レミのおかず天国」NHK出版

「ジャムのほん」NEKOMOOK


ジャムのほん、ジャム熱高まる今

パラリ少しめくるだけで

テンションがあがってしまうぞ。

WECKのいちご瓶が欲しくなってきた・・・


視力のおちためめで

遠くから歩いてくるぼっちゃんの姿を捉え

手を振りよそ見していたため、

垣根に右手を突っ込んでしまった。


お料理中にこさえた傷やぶつけた傷、

紙で切ってしまった傷など

現在、わたしの手の甲はあちこち傷だらけで

家事の最中などそこいらがピリピリと痛む。

さらに垣根傷が増えたなんて、もう!

わたしにまぬけガムをあげたい。


本日はワクワク待ちわびていた日。

津田沼に住むすてきサンご夫婦の

お住まいに遊びに行った。


随分前のすてきサンとの会話から記憶を辿り、

旦那さまがさほど甘いものは好まないらしい

というような話をしたところ

手土産はドーナツにしようと彼から提案があった。

理由を訊ねると、甘いのやらしょっぱいのやら

色んな味があるからとのこと。ナイス提案*3とドーナツ祭り決定。



それでアルタ下のミスドに立ち寄り、ドーナツを手にした後

あらかじめ調べておいたのとは別の電車に乗り込んだ。

ちょうどやってくるところだった各停の津田沼行!


普段地下鉄を利用しているので

景色がふんわりとめに飛び込んでくるのがうれしくてニコニコ。



一時間足らずごとごと揺られ、津田沼に到着。

いつものようにきれいな空気を纏っている

大好きな微笑みを持つすてきサンと

ダーリンが初ご対面。

友人に彼を紹介するのは初めてなので

三人で歩き始めると少しこそばゆく不思議な気持。


津田沼には、初めて降り立つ。

吉祥寺のときもそうだったけれど

街並みの視界が高くてビックリした。

駅前にパルコがあるなんていいなぁ。パルコ好き。


地下にあるSEIYUに少し寄り道。

いつもちいさなスーパーを利用しているので

品揃えの素晴らしさに指をくわえてしまう。

OXGEN!?のレモン味も発見した!


すてきサンはちゃんとスーパーのフクロを

持参していて、ダーリンとすごいねと頷きあう。

わたしもちいさくまとまるフクロを利用してはいるものの

フクロいりませんを徹底してはおらず、

買い物の量が多いと手持ちのフクロに収まらない事態をおもんぱかり

レジでビニル袋を受け取ってしまう。

大抵杞憂に終わるのに心配性なもので。

むーん、見習いたい。


きっと一緒に歩いているから

多分に色メガネもあるけれど

視界いっぱいに広がるくっきりと青い空や

街並み、道、沿道の木々も

気持ちのいい愛しいものに思えてしまう。

すてきサンが普段あるいている道、眺めている景色。


はじめてお会いする旦那さまは

すてきサンとおなじ空気を纏っていた。

ソフトでわたしの好きな、安心な温度。

思わずニッコリしてしまうような。



旦那さまのブログをいつも

拝見させていただいているので

文体から伝わってくる印象と

今目の前にある姿との焦点を

じじじ・・・合わせていく。


文字から伝わってくる生活や思考回路はもちろん

立体感たっぷりなのだけども

そうして生身の姿や纏う雰囲気などを

あわせることでどうしたってぐぐぐんと

像が広がり、深みと親しみを増し実体、現実となっていくのだった。


味わい深い茶色たちと

それに合う落ち着いたグリーンが溢れるお部屋。

観葉植物の爽やかな黄緑と壁紙の白、

イスやソファー、棚や小物の置き方、ポストカードや

画の飾り方などもお二人が持っている空気とおなじ。
透明感のあるセンスのいい素敵な空間でうっとりした。


ブログをとおしてみていた数々の品物たちに

生ご対面!ちびブースカこまねこたち

それから大きな甕の中のめだかたち。

お隣にめだかのこどもも居て、微笑ましい。

ベランダには木のイスとテーブルまである。

ダーリンと素敵だねぇと顔を見合わせてしまう。


こだわりのコーヒー淹れサンであるらしい

コーヒープロの旦那さまに入れていただいた

美味しいコーヒーとドーナツをたべながら

四人でこそばゆく、おしゃべり。

最初なかなかに誰もドーナツを

手に取らないところが、はじまりのいい思い出!?


それから、白黒のブースカ誕生映像を観せていただいた。


ザラザラした映像、お話の突拍子のなさが

味わい深い。つっ込みどころマンサイの

隙ありなところがよい。

ブースカかわいい。かわいくなくてかわいい!



キッチンも当然素敵。

うちの場合、台所と言う言葉が似つかわしいのだけど

まごうことなきキッチン!あちこちの収納も便利そう。

お鍋の準備でエプロン姿のすてきサンが

キッチンに立っている姿を

めにしたそれ自体がとてもためになった。

自分のいい加減さをかえりみたというか。


お手伝い。だいこんをスライサーでうす切りにする。

不器用でなかなかおなじ太さに出来ず。

でもこうすることで味がしみて美味しくとろけるそう。*4

お星型ともみじ型のニンジン、里芋やもやしなど

うちとは全然異なる鍋の具ラインナップにワクワク。


四人でチゲなべを囲む。

恵比寿で購入されたという素敵な土鍋。

それぞれのアルコール、

キッシュもサラダも美味しかった。

おなかいっぱい食べてなお

箸を持っていってしまったキッシュ。

ダーリンもわたしもキッシュだいすきになってしまった。

わたしもいつか挑戦せねば。


ご夫婦のキッシュ談義にこっそり耳を傾ける。

かわいいキリトリ風景。


用意してくださった駅からおうちまでの途中にあった

美味しいケーキ屋さんのケーキとともにコーヒータイム。


コーヒーミル初体験。

ぐるぐるするのに力の込め方がよくわからず

左手も右手もグッと力が入る。

普段つかわないキン肉、ミル筋!?が育ちそう。


ケーキはほどよい甘さが美味しくて

おなかぱんぱんのはずなのにペロリとたいらげてしまった。


書斎もみせていただき、わぁーっとなる。

壁一面を埋め尽くす本棚は、あいうえお順。

本好きのユメ。


自分たちの生活を省みる機会でもあった。

今の生活に馴染んでおり

少し変化をもたせることで抜群に便利になるはずのことの

幾つかを見逃し、気づかずに居ると思うので

今日見せていただいた工夫ある素敵なところ、

思い出しては沢山まねっこさせてもらおうと思っている。


まずはふたつ。

お茶は冷蔵庫につくっておくこと*5

スーパーのビニル袋は持参すること


沖縄土産のちんすこうキューピーと

マトリョーシカピンをいただいた。きゅん

大切にいたします。


ミニメモ。

岸田今日子さんの砂の女

懐かしのフルーツ棒棒飴

万華鏡。灯を消してみた素敵なぼんやり


きっといつでも忌憚のない言葉を

落ち着いた声のトーン、ソフトな口調で

お話されているのだろうなぁ。

最初からあけっぴろげだったと

おっしゃっていたけれど

率直にお互いの意見を口にしながら

ふたりだけ の関係を

築いてこられたのだろうなぁと想った。

それぞれの領域と温度を、しっかりと持っている。


想いが膨らむとはこのこと。広がる気持

なんて、ぴったりお似合いの素敵ご夫婦なんだろう。


わたしはすてきサンを

微塵の迷いもなく、だいすき過ぎなのだけど

このご夫婦のことも

とってもとってもすきになってしまった。

少し憧れに近く、でも安心でずっとみていたいような気持。


つめたい空気の中

お二人に見送っていただき

四人でバスが来るのを待ったこと


はじめはみえなかった白い息が

震えながらも和やかにポツリポツリ

おしゃべりしているうちにこぼれだしたこと


素敵なお住まいにおじゃまさせてもらった上に

いたれりつくせりしていただき、

しあわせなひとときを過ごしたこと

幾度もキッチンへと足を向け心遣いしていただいたこと

おふたりの空気を?みせていただけたことと

四人でいられたことがうれしくて

思い出してもニコニコしてしまう。


あぁ。ぼっちゃんともども

ニコニコな一日をどうもありがとうございました。


バスはもう出ていないようだったので

ずるっこで中野からタクシーで帰宅した。


おうちについてからはずっとひっつきむし

あったかくてたのしい。


一日がしあわせだと普段していることも

もっともっと愛しくなる。

*1:山頭火の新潮日本文学アルバムも引き続き借りた。沢山の登場人物が居たので写真とあわせてもう少しじっくり把握したいと思う。

*2:表紙からパラリとめくったページからぶっとんでいて他の本も楽しそうだった。

*3:僕たちのことだからドーナツびいきも多分にあるだろな

*4:本当にとろけてた!

*5:夏の日の、ペットボトル大量購入で坂道を上っていく修行はなんだったんだろねぇ!とぼっちゃん。