memo


めざめたら6:45!

またやってしまった。パパッと朝ごはんの支度をして

ぼっちゃんを起こしに行くと

ねむねむで起きてくれなかったので

先にたべることにした・・・


八百屋さんのおじちゃんが

グレープフルーツの皮にキズをみつけ

4個で350円のところ、

50円もお安くしてくださった。うれしい。


ひとり暮らしをしていて

ぼっちゃんともまだ出逢っていない頃、夢をみた。


めを覚ましたとき

わたしは真っ白な壁の、真っ白なベッドに

横たわっていた。いつもの自分の部屋。


その夢の中でわたしは

誰かをとても愛していた。ごくあたり前みたいに。

まだ胸のなかいっぱいに

ほんわかしたものが残っていて

めざめてすぐには、どちらが

現実だったのか判別できずに混乱した。


そのときは、誰にも恋をしていない頃だったので

どちらが現実かは明らかで

一瞬でも混乱した自分がおかしくて

正気に戻った後、あんな夢みるなんて

あほみたいとクスリとなったものだった。


今日、夜ごはんの支度をすっかり済ませ、

好きな唄たちを聴きながらベッドに横になると

いつものようにスーッと眠りに落ちていった。


めを開けたとき、

真っ白な壁、真っ白なベッドに

自分が横たわっていて

そこはふたりで暮らしている今の部屋。


あの日みたいに好きな音が

ヒダリ耳から流れ込んでくる。

あのときと同じく

どうしてかツーと涙がこぼれてきた。


ベッドもシングルではなくセミダブルだし

部屋も広くなったので

白いクローゼットまでの位置もあの頃より遠い。


いつかの記憶。

今夜おなじような部屋で

わたしは今を、あのとき夢にみたのだと知った。

いつかの夢は、今日に繋がっていた。


だいすきな唄が、スイッチを押した。


幾度でも感じ入り、心があらゆるを

受け入れるように、透明になってく。


わたしには大事な唄がある、と想うことで

これまで乗り越えてきた幾つものことがある。

だいすきな唄は、心の芯。からだと同化している。


気づいたことに、わたしは恋人に

この唄をどんなにか大事に想っていて

どんな風な想い入れがあり

何かあるごとにわたしを生き返らせてくれ、

これまでずっとずっと一緒だったことすら

伝えていないのだった。


気づき、なんだか愕然とした。

伝えていなくても知らなくても成り立っている。


決めつけた優先順位はあるけれど

順番はなく

わたしのヒキダシには

特別に、大切にしているものやひとが

ふたつのあいだにしか生まれない温度と深さで

しきりなく、存在している。


ぼっちゃんには好きな映画など

いっぱい教えてもらっているけど

わたしは伝えていないこと、いっぱいだ。

それでも矛盾なくふたりは一緒に居る。


少しだけそれをさみしいと感じてハッとした。


帰るよコールのとき

オプション変更したよと報告があった。

竹富島で過ごすオプションを

四島めぐりに変えた。

3泊4日でハードになりそうだけど

またますます楽しみになった。