books_list



「指先からソーダ山崎ナオコーラ.朝日新聞社出版局


JUNKDOで購入。


指先からソーダ

なんだか口にしたくなることば。


書店にでるのを心待ちに

いつもめにみえるところにメモを貼っていた。

書店にでたことを知ってからは

心のなかでポツリと繰り返していた

胸から離れなくなることば。


新宿駅ホームのベンチに座り

電車を待ちながらひらくと

扉を開いてすぐに、ナオコーラさんの文字。

クスリとわらってしまう。

かわいらしく、これを手に取ったことが

ますますうれしくなってしまうような連なり。


めくって少しずつ読んでいくと

きゅんとつーんと泣きそうになる瞬間を味わう。
小説とはまた別の味わい。でもたしかに繋がっている。


坂道をのぼっていると

自分のからだが重く感じられる。

いやにならないように、ゆっくりゆっくり歩く。


おうちのソファーの上、

文字通りパンツ一枚の恰好で

夜ごはんについて思案していたら

ぼっちゃんから電話。


あのね、たべたいものがあるんだけど

まだ間に合う?とのこと。なんてタイムリー。

「まーぼたべたい」とのことだった。

リクエストはうれしいものだけど今は特に。

よっしゃ作りまっせとパワーをもらった。


すぐに着替えて自転車に乗る。

本日は坂道の下にあるスーパーを目指すことに決め、

スルリーと下りて行く。


買い物を済ませ外にでると

向こうの空が、キラッキラなカシスオレンジ色!

うっとりうわっと波打つような雲。