Memo



夜降った雪。

ウキウキしながら

誰も踏んでいないところに敢えていき

音や感触を楽しんでいるところが浮かぶって

メールが届いた。よくわかってらっしゃる。

シャーベット状の雪をシャビシャビ踏んでは

楽しみながら歩いた。



夜、自分のことではなかったけれど

ひとつの話から勝手な想像が働き、

ワーっとかなしくなってきて、気づいたら

ビショビショに泣いていた。



後から勘違いだと判ったけれど

その頃にはまぶたが赤くはれてしまっていて

みっともない顔になっていた。



薄情な自分をいつも感じている。

それでもあのこのこと

大切に想う気持は本当にここにあるものなんだろな。