Memo



試合を観ようと四時に起きたものの

恋人にメールを送って間もなく、

記憶がなくなってしまった。


忙しい日。

あたまの中に粘土をつめてくようなイメージ。

お昼は、またもや駅前の中華屋さんで絶品レバニラ炒め定食。


「愛うらら」を繰り返し聴いている。


夜、恋人と待ち合わせ。がっつり食べたいねと

彼が言い、カツ屋さんへ足を運んだ。


ふたりともA定食。

カニクリームコロッケとチキンカツ。それにもずく。


NEWS 23。

朝から予約をしていたのだけども

サッカーを観ているうちに彼がいびきをかいて

寝てしもうたのでチャンネルをピトピト変えて

リアルタイムで聴いた。


「陽の照りながら雨の降る」


キラキラした大きなめめとつるつるほっぺで

筑紫さんが言うように、すーっと唄って


その後に すなおな心でお話しているものだから

うれしく 心をジャブジャブと洗うような想いがして

気づいたら涙の粒がピトンとこぼれた。


めぐりにめぐって気づいたひとの言葉だ。

ずっとだいすきなひとが、辿り着いた今を目撃した。


幾度も幾度もめぐる

めぐるたびに、また繰り返したのだと落ち込んでも

わたしはもっと自分に近づいていきたい。

そんなことを思った。


それから、寝ている彼に触っては

起きて起きてとちょっかいをだす。

いじわるして、ごめんね。

だってね、週末しか一緒に居ないというのに

床の上とベッドの上は天と地の差。

一緒の部屋に居ても

ぐんと遠い距離で過ごすだなんてさみしいんだもん。