Memo



朝、先輩に教えてもらった

納豆チーズパン*1を早速試してみた。

なんとも言えぬハーモニー。

美味しい!気分は、まろー。←意味不明


駅までの坂道を降りて行く途中で

ハッとした。

白い曼珠沙華が咲いている。

夢みたいな白。風に揺れていた。

うれしくなり、秋の空気を吸い込み歩く。


仕事中、とある電話を受けた。

あんまりに酷過ぎる物言いに

心の中で何かがプチンと切れて

真っ赤な色に満たされた。*2

ジョジョなら間違いなしに、ゴゴゴォォォと

わたしの背景に文字が浮かんでしまっていただろな。

同じ土俵にあがってしまった自分が恥ずかしい。


様々にせめぐ胸中を

コントロールできることが

"大人"の定義のような気がする。


わるい風に言えば、隠し方、誤魔化し方。

防波堤の頑丈さ、波の収め方、

昂ぶりをなだめる方法、

心を切り換えるということ。


巧くスイッチを切り換えられなかった

すりかえられなかった、自分にビックリした。

まだコンナ気持が顔をだす。

修行が足りない。悲しい。


そいだから、どんなに穏やかであると

定評のあるお人にだって

いつか凍らせ、眠らせた、沈ませた心の熱が

あるのではないか、と思ってしまう。

生きていくうちにきっと

必要なくなり、意志で殺ぎ落とされて。


わたしもそうしたい。

ニセモノでも穏やかでいたい。

怒り任せな思い、

抱えていくことを選択しない。


受話器の向こう側のセカイ、

その方にも生活があり、

環境があり、立場があって。

そんな風にならざる終えない事情が

あったのかもしれない。


本当の仙人にはなかなかなれぬもの、

なりたいわけじゃないだろうに

環境がモノをいうことに

どうしてもどうしても、抗っていたい。

そういうのばかしの世の中、セカイでも。


気持をコントロールしていく。

修行、課題。

噴火して憤慨してヒステリーを起こして

心を乱すヒマがあるならもっと何か

別の素敵なことに心をつかいたいべな。


青いめめの王蟲を想い浮かべる。


そんなことがあった午後、

ケータイ電話を水にポチャンした。

忙しい日が続いて睡眠不足がたたったのか

ボーっとしていた。

あたまの中が真っ白になる。


帰りにケータイ電話ショップに立ち寄ると

完全に乾かした状態でないと

データの確認が出来ないとのことだった。


恋人からもらった

いっとう最初のメールや

それからもらった幾つものメール、

幸せたべてるとこ写真が

いっぺんに、消えてしまった。


帰り道、ジワジワと

へこみが増していくのを感じながら

歩いていると、色んな甘い匂いがしてきて

もう金木犀の季節だと知る。


真っ白けの、ポッカリと穴があいたところに

甘い匂いが混じりだしてく。


公衆電話を探し、くまちゃんと恋人に連絡した。

普段はめにも留めない。

こんなところにあったのだと驚く。

公衆電話よ、いつまでも存在していておくれ。


恋人が帰宅してから、彼の素敵アイディアにより

お祭りの宝石掬いのキラキラを

トイレのお水が出るところに飾り付ける。

水に濡れてキラキラ。


夜は、カレーライス半熟卵のせと

たろ姉に教えてもらった野菜ことことスープ、

ハムともやしのサラダ。


テラスに出て夜景を眺めながら

一服するダーリンのお楽しみタイム。

わたしもその横で

夏の旅行に持っていくのを忘れた

チョコの香りのしゃぼんを吹いた。


煙草を吸い終えた彼も、ふぅー。

夜空にふわっふわっ透明なマルが幾つも広がってく。


小さな、色んなことがあったけれど

幸せなひとときで幕を閉じた一日。


もう真っ白な穴はカラフルに染まっている。

この心つくづく、クルクルそのとき気分だなぁ。

*1:パンにマーガリンを塗り、納豆をのせてとろけるチーズをのせたもの。

*2:実際のところ、後で自分で悔やむほど王蟲ばりの赤色・・・