memo


実家で目覚める朝。

以前の住まいでわたしがいつも寝ていた白色のシングルベッドは

引越しの際にくまちゃんに引き取っていただき、今は実家にある。

久しぶりにお世話になった。

寝返りをうつと、ベッドから転がり落ちてビックリ。

さほど寝相がわるいわけではないけれど

からだが、いつも寝ているセミダボ様式になってしまったようだ。


猫たちをなでたりだっこしたり。

しあわせ。あーやっぱり、いいなぁ。猫の居る生活。


父にキラキラリングをみせたら

「いいじゃないか、いつもつけてる

へんなのよりいいよー」なんて言ってた。


わたしがマカロンリングや

生クリームいちごリングをしていても

おまえは本当おもしろいなーと言ってくれる父。

よさはわからないけど、おもしろいといってもらえるのは

世代を越えていてよきかなと思っていたのだけど、

やはりキュートリングたちは、へんなの扱いだったのか!


くまちゃんが録画していたスペシャルのビデオを早飛ばししながら、父と観る。

素敵なmilk teaにうっとりしてしまう気持、よくわかるさ。

それからaikoのカワイイ赤にうっとり。


しるし、声と音を聴きながら

ことばをみて、こんな唄だったんだと知り、胸打たれる。

そんなとき口からもれるのって、あ行だ。あーとかうーとかそんな。


重ねれば重ねるほどに、深まれば深まるほどに

しみていくのだろう。二人、ということ。

もっと繰り返し聴きたいと想う。


言い争いを悲しく思い泣き声になる。

考えすぎだと言われても、悲しいものは悲しい。

だいすきなひと達に、仲良くしていて欲しいのです。


例年どおり、くまちゃんに教えてもらいながら年賀状作成。

自分らしい色やモノ?の組合せしたものが

完成して満足。これからヒトコトをがんばって書いていかねば。


手とじぶんの文字で伝えることを

今でも 今でも、大切に思う。


車で休日出勤していたダーリンに仕事帰りに

実家までお迎えに来てもらい、お誘いいただいた

ダーリンのおうちのクリスマスパーティーへ。


木でつくられたクリスマスのお人形や

ツリー、パパ様のセレクトらしい音楽が

流れる素敵なお部屋。


お会いできるのをとっても楽しみにしていた

恋人のお姉さんは、彼から聞いていたとおり

めめや身にまとう服、雰囲気が

たろ姉に似ているおひと。親近感。

感じのいい、やわらかい物腰と佇まい。

ゆったりとした話し口調をきいていっぺんで好きになった。


大抵のとき、マイメガネにかわいく映るダーリン、

今日はなぜだかハナがスーッとして恰好よくみえた。


ローストビーフ、たまごのオードブル

フランスパン・まるっこパン、

タイのマリネ、ホウレン草のフェットチーネ

牡蠣とホウレン草のグラタン、カニ入りキッシュ

ローストチキン、ダーリンパパ作のサラダ


大きな長いテーブルが豪華なお料理たちでいっぱいに。


すべて、ママ様とパパのお姉さんであるおば様のお手製、

お料理の先生だったおばあちゃんのレシピを受け継ぎ

続けられてきたパーティーで披露されてきたお料理の数々とのこと。

どれも本格的で美味しいお料理だった。


お姉さん作のいちごのショートケーキもおばあちゃん仕込み。

生クリームのなめらかさがお手製ならではの

絶妙な口当たり、ニコニコ上品なお味だった。

いちごのブラマンジェもさっぱりとしていて

美味しくてもうおなかいっぱいになっているにも

かかわらず、たっぷりと食べてしまった。


素敵なクリスマスプレゼントまでいただいた。

有難く大事に大事につかわせていただこうと思う。


夜もだいぶ深まった帰り道を

パパ上様が車で中野まで送ってくださるというので

恐縮して、最寄の駅まででいいからと

ダーリンに散々訴えるも、却下される。


師走だというのに

まだまだ散ることなく多くの銀杏たちが

黄金色をして沿道に佇んでいる。不思議な12月。


ダーリンとダーリンパパがお話しているととても和む。

感情の起伏のはげしいわたしを

いつもくるみこんでくれる原点を、パパ上様にみるのだった。


おしゃべりに耳を傾けていることが

楽しい、味わったことのないような

素敵なクリスマスパーティーだった。


楽しみにしていた気持が、楽しいままに終わったことと

胸にあった心配がほどけてホッとした。